商いの場
青森県 青森市古川
青森魚菜センター(古川市場)
Aomori Gyosai Center (Furukawa Market)
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
場内で丼を買い、好みの刺身を各店で載せてもらうのっけ丼の仕組みで営業する市場。
この場所の物語
丼をさきに買って、その器を持って店をまわる仕組みなんです。古川市場では好きな刺身を載せてもらいながら歩いていくので、載せてもらうたびに丼がすこしずつ重くなっていきます。だから最後のほうは、何を足すかを本気で考えはじめるんですよね。
売る側もこの人はもう決めているのかどうかをよく見ていて、迷っている客には短い助言がひとつだけ返ってくるんですよ。見知らぬ人どうしの会話が起きる理由が、仕組みに埋め込まれています。売っている魚そのものはこの海岸のどこでも買えるものですが、同じものを売っていても渡し方を変えると別の商売になります。
青森駅から歩けて県庁と総合病院が近い場所に立っていますが、冬の積雪への備えは、ここで暮らすなら必ずついてまわるものです。市場は一度火事で焼けたあとに建て直されて、いまの規模は当時よりずっと小さくなっているそうなんですよ。それでも同じ客が同じ曜日の朝に来るという種類の場所で、秋には魚のとなりに林檎が積まれて、畑の県であることを思い出します。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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