一次産業/商いの場
青森県 黒石市中町
黒石 中町こみせ通り
Kuroishi Nakamachi Komise Arcades
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
商家が庇を張り出した木造アーケードのこみせが連なり、雪や日差しを避けて歩き抜けられる。
この場所の物語
庇が道の上まで長く張り出していて、その下を歩いていくんですよ。黒石の中町では商家が屋根の庇を通りの側へ出していて、この張り出しのことをこの土地ではこみせと呼びます。柱と柱のあいだがそのまま歩道の役目を果たしていて、雪の日も日差しの強い日も濡れずに歩き抜けられるんですよね。
私有地の軒を、公共の通路として貸しているようなものです。家の持ち主が代替わりしてもこの形だけは受け継がれてきましたが、床は現代のアーケードのようには平らになっていません。柱が視線を切り店の人は自分の区画に品物を出していて、幅を揃えようと決めた人は、どうやらいなかったようです。
2005年に重要伝統的建造物群保存地区へ選ばれた通りになります。選ばれる前と後で何かが変わったようには外からは見えず、弘前市までは車で30分ほど、人口3万台の市街になっています。冬の積雪は深く除雪の手配が暮らしの一部になる土地なので、こみせは眺めではなく、冬も商いを続けるための設備でしょう。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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