野菜・豆の料理
奈良県 五條市
柿なます
さちとあじ · FOOD & DRINK
干し柿と大根を酢で和える。産地なので、柿が甘みの役をする。
この場所の物語
柿の産地で、柿が調味料の役をしているんですよ。大根と人参を千切りにして、まず塩をあてておくんですよ。それを合わせ酢と混ぜて、細く切った干し柿を加えていきます。柚子の皮を千切りにして飾ることもあるそうです。手数のほうは、ほんとうにそれだけになります。
奈良では、紅白のなますに干し柿を入れたものが、正月のおせちの定番として食べ継がれてきました。では、なぜ柿を入れるのでしょうか。砂糖が高かった時代、干し柿は砂糖の代わりに使われていたからだそうです。酸味のあるなますに柿が入ると、ずいぶん食べやすくなります。甘みを足すために、砂糖ではなく果物のほうを使いました。
無いものを、あるもので代えていることになります。伝わっているのは奈良県内の全域です。親から子へ受け継がれて、いまも家でよく作られています。五條のあたりは、いまも柿のよく穫れる土地です。軒先に吊るした柿が、正月の膳につながっていきます。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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