祭事
吉野山の桜
Mount Yoshino Cherry Blossoms
祭事 · Festival
この場所の物語
桜が下から上へ咲いていく、というのが吉野山の3万本の咲き方の順番なんですよ。下千本、中千本、上千本、奥千本という標高で分けられた4つの帯が、ふもとから順に満開を迎えます。1週間以上かけて花が山を登っていくので、下が散るころにようやく上がひらくんですよね。
もともとは奈良の吉野町にある信仰の山で、修験道の聖地でもあるんですよね。役行者がひらいたと伝わっていて、桜は観賞用ではなく蔵王権現への献木として、1000年かけて植え継がれました。祈りが、いつのまにか風景のほうになったということになります。
見るための桜ではなく、捧げるための桜だということになるんですよ。そう思って見ると白い斜面の意味が変わってきて、花の1本1本がだれかの願いだったのかもしれない。一目千本という言葉がありますが、ここではそれが4回くるので、山を登るたびにその言葉がもう一度あてはまるんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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