菓子
埼玉県 秩父市
つとっこ
さちとあじ · FOOD & DRINK
もち米と小豆を栃の葉で包んで煮る。山の家の、田植えのあとのもの。
この場所の物語
葉を摘みに行くところから、この菓子は始まります。栃の葉を2枚合わせて、その上へ中身をのせていくんですよ。中身は、もち米と小豆ときびを混ぜたものになります。それを藁で縛りますが、きつくなりすぎないように丁寧に縛ります。そのまま、鍋で45分ほどことこと煮ていくんですよ。
使うのは、もち米と小豆ときびの、たった3つだけになります。ほんとうに、それだけの材料です。名前は、包みっこが縮まったものだと言われているんですよ。古くは、武士が戦場へ持っていく携行の食べものでした。穀物を栃の葉で包んで、食べる前に火で蒸したのだそうです。
農家でも、野良仕事の弁当や、子どものおやつとして重宝されました。もちろん、保存のほうも利きます。作るのは、新緑のころになります。裏山へ登って、みずみずしい栃の葉を摘んでくるんですよ。5月の節句の行事食として、秩父の地域で作られてきました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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