麺
大阪府 大阪市
きつねうどん
さちとあじ · FOOD & DRINK
甘く炊いた油揚げを載せた柔らかい麺。昆布と削り節の澄んだ汁で食べる。
この場所の物語
載っているのは、甘く炊いた油揚げが1枚きりです。ほかには、青葱のひとつまみも載っていないんですよ。汁は昆布と削り節で取った澄んだもので、揚げのほうは砂糖と醤油と味醂でしっかり味が付いています。薄いものと濃いものが、1つの丼のなかで向き合っているわけです。
考えたのは、1893年に船場で店を開いたうどん屋だと伝わります。店の前には、そう書いた石が立っているんですよ。名前の由来には2つの言い方があります。油揚げが狐の好物だからという説と、揚げの色と形が、狐のうずくまった姿に似ているからという説です。
大阪では、けつね、と訛って注文する人がいます。訛りというより、これはわざとなんですよね。親しみをこめた冗談のようなもので、店のほうもそれで通じます。うどん屋の品書きに、けつね、とそのまま刷ってある店もあります。呼び名で遊べるくらい、身近な食べものだということでしょう。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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