麺
大阪府 羽曳野市
かすうどん
さちとあじ · FOOD & DRINK
牛の腸を揚げて脂を抜いた油かすを、澄んだ出汁のうどんに載せて食べる。
この場所の物語
澄んでいた出汁が、食べ進むうちに濁ってきます。油かす、というものが載っているからなんですよ。牛の内臓を素揚げして、脂を抜いたものを、細かく切ってうどんの上に置きます。揚げて脂を抜いてあるので、噛むと硬く、あとから旨みが出てくるんですよ。
汁に入れておくと、その旨みが汁のほうへ溶け出していきます。大阪でも南のほう、羽曳野や藤井寺、松原や柏原のあたりで食べられてきました。町の名物というより、その土地のふだんの食べものです。使い道の少なかった部位を、どうにかしてきた形でもあります。
大阪の街なかや、よその県で見かけるようになったのは2000年代からです。専門の店が、急に増えたんですよ。長いあいだ限られた土地のものだったものが、20年ほどで西日本の名前になっています。捨てるほうの部位から始まった麺が、店を持つまでになりました。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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