産地の仕事/通勤圏の勤め
大阪府 堺市堺区材木町ほか
堺 刃物の町
Sakai Bladesmiths' District
まちとなりわい · TOWNS & TRADES
鍛冶と刃付けを分業する工房が市街に残り、伝統産業会館で展示と研ぎ体験ができる。
この場所の物語
1本の包丁を、2人以上の手でつくることになっている産地です。堺の刃物は鍛冶と刃付けを別の職人が受け持つ分業で、工程は鍛冶編、研ぎ編、鋏編というように分かれているんですよ。1つの工房で全部を作るということはせず、鍛冶が形を作り、研ぎが切れる角度を付けていきます。
同じ地金でも、研ぎ手が変われば別の道具になるんですよね。工房は堺市の材木町のあたりに散らばって置かれていて、堺伝匠館では展示のほか包丁の研ぎ直しも受けています。南海と地下鉄で難波まで15分ほどで勤め先も市内にあり、大都市の内側にそのまま産地が入っている形なんですよ。
堺打刃物という呼び名は、連合会の登録商標だそうです。産地の名前が商標として管理されているのには理由があって、分業の産地はまとめ役がいないと成り立ちません。鍛冶と研ぎのあいだで注文を配り調子を揃える人が要るので、1本の包丁の裏には少なくとも3人ぶんの判断が入っているんですよ。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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