絹の糸を繰る技術が、世界遺産として認められた場所なんですよね。高山社跡には、養蚕の「清温育」という研究の積み重ねがそのまま残っていて、ふだん絹のことなんて考えない人でも、ここに来るとすこし、産業の手ざわりみたいなものを感じるんです。西御荷鉾山の方へ目を向ければ、烏川や神流川が山のすそを流れていて、暮らしの背景がちゃんと奥行きをもっている。
多拠点で生きることを考えている人には、JR八高線の群馬藤岡駅があって、上信越自動車道の始点でもあるというのが、じつは使いやすいんですよ。自炊の買い物先として、道の駅のららん藤岡がそこにあるのも、なんだかちょうどいい。かいこの王国チョコレートをひとつ買って、みかぼみらい館のプラネタリウムで夕方をやり過ごす、そういうふだんの時間の組み立てができる町です。
桜山温泉や八塩温泉が市内に湧いていて、散歩の帰りにちょっと寄れるぐらいの距離感なのも、長く滞在する人にはうれしいんじゃないかなあ。土師神社の流鏑馬や、白石稲荷山古墳の静けさは、観光地として整えられすぎていない分、その場に立ったときの手ごたえが素直に届いてくる。瓦の産地でもあるこの町の屋根を見上げながら歩くと、産業と暮らしがひとつながりになっていることを、すこし実感できるんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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この地に重なるもの
市役所から25km以内に24館。
ほかの19館を見る
距離は役所からの直線距離です。各館のサイトは2026年9月に確かめています。
- 七輿山古墳
- 本郷埴輪窯跡
- 白石稲荷山古墳
- 譲原石器時代住居跡
- 高山社跡
- 三波川(サクラ)
- 西御荷鉾山
- 群馬藤岡
- 北藤岡