image · pastoral × balanced (proxy)
この場所の物語
旧中山道沿いに、蔵作りの建物がぽつりぽつりと残っているんですよね。江戸の頃、桶川宿として人や荷が行き交ったこの道は、いまも国道17号と並んで市の背骨になっていて、歩いていると時代のレイヤーがすこし重なって見えてくる。
桶川臙脂という言葉があります。紅花から生まれた深い赤で、かつてこの土地を染め上げた産業の記憶です。べに花まつりのころにその名前を目にすると、平坦な大宮台地の上に広がる暮らしに、ふいに色がついたような気がするんです。タマジョウ醤油の看板も、そういう土地の記憶をそっと保管しているものの一つだと思う。
高崎線の桶川駅を降りると、物流センターや製造業の気配が混じった、はたらく街の空気があります。派手さはなくて、ふだんの暮らしがそのまま積み上がっているような手触り。荒川や元荒川がそばを流れる平らな地形に、宿場の記憶と現代の流通が静かに同居している、そういう場所なんですよね。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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この場所の中身
この地に重なるもの
- 桶川
駅