丼・飯
愛知県 名古屋市
ひつまぶし
さちとあじ · FOOD & DRINK
刻んだ鰻を櫃の飯に混ぜ、そのまま、薬味と、出汁をかけての三通りで食べ分ける。
この場所の物語
四杯めがあるのが、いいところなんですよね。一杯めは、何も足さずにそのまま口へ入れるんですよ。二杯めになったら、葱と山葵と海苔をのせて、よく混ぜます。三杯めは出汁か茶をかけて、そのまま流し込むんですよ。そして四杯めは、三つのうち好きだったやり方でもう一度食べます。手順を示しておいて、最後の一杯だけは客に返してくるわけです。
愛知県の名古屋で、櫃に飯が入って、刻んだ鰻がのって出てきます。しゃもじで四つに切り分けて、順に食べていく。作法が決まっているように見えますが、決めているのは店で、由来もそう古いものではありません。
熱田の店に、出前の丼がよく割れたので、木の櫃に何人分かをまとめて入れた、という話が残っています。取り分ける器だったものが、食べ分ける器になったことになります。同じ鰻が、3度、別の顔をすることになるんですよね。そして、飽きる前に終わります。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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