丼・飯
愛知県 名古屋市
天むす
さちとあじ · FOOD & DRINK
小海老の天ぷらを小さな握り飯に包み、海苔を巻く。折詰にして持ち帰る形が多い。
この場所の物語
広めないという約束から、いちばん広まったんですよ。小さな握り飯に、小海老の天ぷらが包んであります。尾だけが外へ出ていて、まわりに海苔が巻いてあります。ほんとうに、それだけのものです。名古屋のものだと思われていますが、始まりは三重の津になります。
1955年ごろのはじめ、大門の千寿という店の初代が作りました。忙しくて夫の昼を作る暇がないときのことだったそうです。海老の天ぷらを切って、握り飯に入れたのがきっかけだといいます。名古屋へ出たのは、1981年のことでした。教わりに行った人が、ひと月かけて交渉したのだそうです。
広めないこと、というのが作り方を伝えるときに出された唯一の条件だったそうです。その翌年、テレビで紹介されることになります。そのあと、噺家が土産にして各地へ持って行きました。そうやって、全国で知られる名前になっていったわけです。天むすと呼ぶ人のほとんどが、名古屋のものだと思っています。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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