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2026年7月 8件
7月11日〜9月1日
祭事 中部
郡上おどり
岐阜県郡上市八幡町島谷(郡上八幡城下町)
夏の夜、城下町に音楽が鳴りはじめる。 するといつの間にか、知らない人たちと一緒に踊っている。 見る祭りではない。踊る祭りだ。 7月11日から9月5日まで、31夜にわたって続く。 クライマックスは8月13〜16日の徹夜おどり。夜が明け
7月20日〜7月21日
祭事 東北
土崎神明社祭の曳山行事
秋田県秋田市土崎港中央(土崎神明社ほか)
曳山の後ろに、皮肉が下がっている。 秋田・土崎港の夏祭り。武者人形をいただいた、勇壮な曳山が町を巡る。 だが、面白いのは後ろだ。曳山の背中に「見返し」と呼ばれる札がある。そこには毎年、その年の世相や政治を皮肉る川柳が、新しく書かれる。 勇ま
7月24日〜7月25日
祭事 近畿
天神祭
大阪府大阪市北区天神橋2-1-8(大阪天満宮)および大川一帯
船の祭りと、火の祭り。 大阪・天神祭。京都の祇園祭、東京の神田祭とならぶ、日本三大祭のひとつ。 主役は、学問の神・菅原道真。 見どころは七月二十五日の「船渡御」。神霊を載せた船を中心に、約百隻の船が、大川を行き交う。かがり火が水面に映る。船
7月25日〜7月25日
祭事 近畿
天神祭奉納花火大会
大阪府大阪市北区(大川・桜之宮公園周辺)
千年の祭りの、フィナーレ。 日本三大祭りのひとつ、天神祭。学問の神・菅原道真をまつる。その締めくくりが、この奉納花火。 船渡御。かがり火をたいた百隻の船が、大川をすすむ。その頭上で花火が開く。火と水と、船の灯り。 紅梅花火。道真ゆかり
7月25日〜7月25日
祭事 中部
安倍川花火大会
静岡県静岡市葵区(安倍川河川敷)
花火は、慰霊から始まった。 静岡・安倍川花火大会。夏の夜、河川敷に約一万五千発。東海地方でも屈指の規模だ。 だが、この花火には、はじまりの理由がある。 戦争で亡くなった人。水害で命を落とした人。その霊を慰めるために、1953年、花火を打ち上
7月25日〜7月25日
祭事 中部
ふくろい遠州の花火
静岡県袋井市(原野谷川親水公園周辺)
花火師の、競演。 遠州・袋井の夏。全国の名だたる花火業者が集まり、自慢の花火を持ちよる。日本一の花火が見られる、と言われる大会。 約二万五千発。日本最大級の大玉花火。地上六百メートルにひらく光が、遠州平野を照らす。 各社が技をきそうか
7月26日〜7月26日
祭事 中部
ぎおん柏崎まつり海の大花火大会
新潟県柏崎市(柏崎港・中央海岸)
海から、空へ。 日本海をのぞむ柏崎の、夏の祭り。越後三大花火のひとつ。海岸線そのものが、観覧席になる。 海中空スターマイン。波打ちぎわで開く花火が、水面をなめるように広がる。尺玉百連発。海の上に、光がつらなる。 潮の香り。波の音。そこ
7月31日〜8月4日
祭事 東北
八戸三社大祭
青森県八戸市、長者山新羅神社・神明宮・おがみ神社
3つの神社が、年に一度だけ合流する。 青森・八戸。太平洋に面した漁港の街。毎年8月の初め、長者山新羅神社、神明宮、おがみ神社の3社が合同で大祭を行う。 山車行列が、街を動く。豪華な人形を乗せた山車が、27台以上。その迫力は、ねぶた祭りと
2026年8月 28件
8月1日〜8月4日
祭事 東北
盛岡さんさ踊り
太鼓の数が、世界一。 盛岡さんさ踊り。八月、大通りを、踊り手と太鼓が埋める。和太鼓の同時演奏数で、ギネス記録を持つ。 鬼の手形、という伝説がある。悪さをする鬼を、神様が捕まえ、二度と来ないと約束させた。その証に、岩に手形を押させた。盛岡の、
8月1日〜8月1日
祭事 九州
日向ひょっとこ夏祭り
宮崎県日向市(日向市駅周辺市街地)
ひょっとこの面で、ずっこけながら踊る。 宮崎・日向。ひょっとこ夏祭り。ひょっとこ、おかめ、きつね。三つの面をつけた踊り手が、おどけた仕草で、町を踊り歩く。 ひょうきんな動き。腰を落とし、首をかしげ、よろける。観ている人が、つい笑ってしまう。
8月1日〜8月7日
祭事 東北
弘前ねぷたまつり
弘前市(土手町コース・駅前コース)
青森ねぶたが「動」なら、弘前ねぷたは「静」だ。 扇形の巨大な灯籠に三国志や水滸伝の武者絵が描かれ、夜の城下町をゆっくりと流れていく。 表には英雄の戦場絵、裏には美しい鏡絵(女性画)が描かれているのが特徴だ。 表と裏、両面を見て初めてひ
8月1日〜8月2日
祭事 中国
松江水郷祭湖上花火大会
湖の上で、 花火が咲く。 島根県、松江。 宍道湖の東側、 湖上の4台の台船から、 花火が上がる。 日本有数の湖上花火大会。 2026年は2日間開催。 8月1日土曜、約1万発。 8月2日日曜、約1万1千発。 尺玉の4連発。 連続斜め打
8月2日〜8月7日
祭事 東北
青森ねぶた祭
青森市(新町通り・青森駅周辺)
幅9メートル、高さ5メートルの巨大な灯籠が、夜の青森を練り歩く。 骨格に和紙を貼り、内側から照らされた光の彫刻。歌舞伎、神話、武将——題材は多様だが、 どれも躍動する人物が今にも動き出しそうな迫力を持つ。 ねぶた師と呼ばれる職人が1年
8月2日〜8月3日
祭事 中部
長岡まつり大花火大会
新潟県長岡市(信濃川河川敷)
この花火には、祈りがある。 昭和二十年八月一日、長岡は空襲で焼けた。千数百人が亡くなった夜。その慰霊と、復興への感謝。だから長岡の花火は、ただ美しいだけではない。 「フェニックス」。不死鳥。中越地震からの復興を願って生まれた。信濃川の対
8月3日〜8月6日
祭事 東北
秋田竿燈まつり
夜になると、稲穂が立ちあがる。 秋田の市街地。提灯を米俵に見立て、四十六個を一本の竿に吊るす。一番大きな「大若」で高さ十二メートル、重さ五十キロ。差し手は、それを手のひらに、額に、肩に、腰へと移していく。落とさない。倒さない。風が来ても、
8月4日〜8月8日
祭事 東北
五所川原立佞武多
青森県五所川原市大町(立佞武多の館ほか市内)
見上げると、首が痛い。 青森・五所川原の夏。「立佞武多」は、高さ約二十三メートル。ビルの七階に届く、巨大な人形灯籠だ。内側から灯りをともし、夜の町を、ゆっくり歩く。 起源は明治の末から大正。豪商たちが、競って巨大な佞武多をつくった。 だが、
8月5日〜8月7日
祭事 東北
山形・花笠まつり
山形県山形市中心部
赤い花の笠を持ち、1万人が踊る。 ヤッショ、マカショ。その掛け声が、8月の山形の夜に響く。 花笠の花は、ベニバナだ。山形の特産品。かつてこの地域を豊かにした染料の花。その花を笠に飾り、3日間踊り続ける。 東北五大まつりのひとつ。青森の
8月6日〜8月8日
祭事 東北
仙台七夕まつり
仙台市青葉区(中央アーケード商店街周辺)
毎年8月6日の朝、仙台の商店街に一斉に笹飾りが立てられる。 制作費数十万円から数百万円。和紙と竹だけで作られた巨大な吹き流しが、アーケードを埋め尽くす。 伊達政宗の時代から続き、戦後の焼け跡にも飾りが立てられた。 毎年200万人以上が
8月6日〜8月6日
祭事 近畿
びわ湖大花火大会
湖が、闇に沈む。 滋賀県、大津。 琵琶湖の南端、 なぎさ公園から沖へ向けて、 花火が打ち上がる。 2026年は第40回記念大会。 テーマ、 「戦国ディスカバリー滋賀・びわ湖 夏の陣」。 スターマイン、 3号玉から10号玉まで、 約1
8月7日〜8月7日
祭事 中部
神明の花火
山梨県西八代郡市川三郷町(笛吹川河畔)
紙のまちが、火を上げる。 市川三郷は、和紙と花火と印章のふるさと。神明の花火は、この町の誇り。甲斐の夏を代表する、約二万発。 甲府盆地に、音がこだまする。四方を山にかこまれた地形が、花火を抱きしめる。二尺玉が、夜空いっぱいにひらく。
8月7日〜8月9日
祭事 関東
沼田まつり
群馬県沼田市(沼田駅周辺市街地)
天狗が、町を歩く。 群馬・沼田。沼田まつり。大きな天狗の面を掲げた行列が、夏の町をゆく。 沼田は、迦葉山弥勒寺で知られる。そこに祀られるのが、天狗。だから、この町の祭りには、天狗がいる。 見どころは、女性たちが担ぐ「天狗みこし」。重さ約一ト
8月9日〜8月12日
祭事 四国
よさこい祭り
鳴子が、手のなかで鳴る。 高知の八月。前夜祭、本番二日、後夜祭の四日間、街じゅうが踊りになる。二百近いチーム、二万人ちかい踊り子。地方車が音楽を連れて、市内九カ所の競演場と演舞場をめぐる。 決まりは、ふたつだけ。鳴子を持つこと。曲によさ
8月11日〜8月15日
祭事 近畿
阿波おどり(徳島)
徳島市(藍場浜演舞場ほか市内各演舞場)
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」。 この囃し言葉が、阿波おどりのすべてを言い表している。 起源は1587年、蜂須賀家政が徳島城の落成を祝って民衆に踊りを許したことだとも、盂蘭盆会の精霊踊りが発展したものだとも言われている
8月12日〜8月16日
祭事 関東
深川八幡祭り
三年に一度の夏が、東京の下町に来る。 江東区・門前仲町。富岡八幡宮の例祭。赤坂の山王祭、神田明神の神田祭とならぶ、江戸三大祭りのひとつ。三年を一巡りとして規模が変わり、二〇二六年は、もっとも大きな「本祭り」の年にあたる。 最終日、五十基
8月13日〜8月13日
祭事 中国
北九州・関門海峡花火大会
福岡県北九州市門司区(門司港・関門海峡)
二つの岸が、競演する。 関門海峡。本州と九州をへだてる、せまい海。その両岸、山口県下関市と福岡県北九州市が、同時に花火を打ち上げる。 海峡をはさんで、九州と本州が火で競う。約一万五千発。船が行きかう、せまい海に光が映る。 レトロな門司
8月13日〜8月13日
祭事 中国
関門海峡花火大会
海峡が、光る。 本州と九州のあいだ、 関門海峡の上に、 両岸から花火が上がる。 門司側と下関側で、 同時打上げ。 日本で唯一の、 海峡を挟んだ花火大会。 両岸あわせて約1万5千発。 尺玉、水中花火、仕掛け花火。 関門橋のシルエットが
8月15日〜8月15日
祭事 中部
諏訪湖祭湖上花火大会
長野県諏訪市(諏訪湖畔公園前)
湖が、花火を二倍にする。 昭和二十四年、戦後の復興を願って始まった。約四万発。打ち上げ数は全国でも屈指。取りかこむのは、山々と、鏡のような諏訪湖。 音が、山にこだまする。湖面が、光をうつす。盆地という地形が、花火を増幅させる。空に一発、
8月15日〜8月16日
祭事 近畿
篠山デカンショ祭
兵庫県丹波篠山市北新町(篠山城跡三の丸広場)
「デカンショ、デカンショで半年暮らす」。 意味は、わからなくていい。歌えば、それでいい。 丹波篠山の盆。城跡の広場に、高いやぐらが立つ。日が暮れると、浴衣の人々が輪になる。ひとつ、ふたつ、いくつもの輪。 歌われるのはデカンショ節。歌詞は数千
8月15日〜8月16日
祭事 九州
山鹿灯籠まつり
頭の上に、和紙の灯りがともる。 熊本・山鹿。木も釘も金具も使わず、和紙と少しの糊だけで組まれた金灯籠。柱も障子の桟も中は空洞で、驚くほど軽い。一人前の灯籠師になるのに、十年かかるという。その灯籠を頭に掲げ、揃いの浴衣の女性が、千人で舞う。
8月15日〜8月15日
祭事 東北
赤川花火大会
河が、光る。 山形県、鶴岡。 赤川の河川敷、 羽黒橋から三川橋のあいだ、 約700メートル。 打上げ幅、日本最大級。 第33回、 2026年8月15日、 午後7時15分打上げ開始。 約1万2千発。 テーマは、 「響輝 -HIBIKI
8月16日〜8月16日
祭事 近畿
五山送り火
京都府京都市(東山・北山周辺の五つの山)
山に、火で、文字を描く。 京都・五山送り火。八月十六日の夜。盆に帰ってきた先祖の霊を、あの世へ送り出す。 午後八時。東山に「大」の字が、炎で浮かび上がる。続いて、「妙」「法」、舟形、左大文字、鳥居形。五つの山に、順番に、火が灯る。 暗い山肌
8月16日〜8月18日
祭事 東北
西馬音内盆踊り
雄勝郡羽後町西馬音内本町通り
顔を見せない踊り手がいる。 深くかぶった編み笠、または彦三頭巾で顔を隠したまま、篝火の前をゆっくりと通り過ぎる。 約700年前から秋田の農村で続くこの盆踊りは、華やかさよりも、どこか底知れない静けさを持つ。 踊るのは、名もない人たちだ
8月17日〜8月17日
祭事 近畿
熊野大花火大会
三重県熊野市(七里御浜海岸)
海が、舞台になる。 三百年以上の歴史。もとは初盆の供養から始まった花火。世界遺産・熊野古道のふもと、七里御浜の浜辺で打ち上げられる。 海上自爆。鬼ヶ城の岩壁で炸裂する三尺玉。海面すれすれで開く花火は、ここならでは。波の音と、花火の音がま
8月22日〜8月23日
祭事 九州
種子島鉄砲まつり
鹿児島県西之表市(西之表港周辺市街地)
日本に、鉄砲が来た島。 鹿児島・種子島。本州最南端のはるか南、東シナ海に浮かぶ島。 1543年、ここに一隻のポルトガル船が漂着した。乗っていた者が持っていたのが、火縄銃。日本人が、初めて見る武器だった。 島の領主・種子島時尭は、これを大金で
8月26日〜8月27日
祭事 関東
吉田の火祭り
山梨県富士吉田市上吉田5558 北口本宮冨士浅間神社
8月26日の夕暮れ、富士山の麓の町に高さ3メートルの大松明が70本以上立てられ、一斉に火が入れられる。 2キロにわたる街道が火の海になる。 これは富士山の噴火を鎮める祭りだ。登山シーズンが終わる合図でもある。 北口本宮冨士浅間神社と諏
8月29日〜8月29日
祭事 東北
大曲の花火(全国花火競技大会)
秋田県大仙市(雄物川河川敷)
日本一を、決める夜。 明治四十三年、諏訪神社の祭りからはじまった。いまや日本三大花火のひとつ。全国の花火師が頂点をめざす、最高峰の競技大会。 昼花火がある。これは大曲だけ。煙の色と形で勝負する、世界でも珍しい競技。日が暮れて、夜花火がは
2026年9月 6件
9月1日〜9月3日
祭事 中部
おわら風の盆
富山県富山市八尾町
夕暮れが来ると、八尾の町は変わる。 ぼんぼりに灯が入って、胡弓と三味線の音が坂の上から流れてくる。 編み笠を目深に被った踊り手たちが、越中おわら節に合わせてゆっくりと町を流していく。 おわら風の盆は、元禄の時代から三百年以上続く行
9月5日〜9月6日
祭事 沖縄
沖縄全島エイサーまつり
沖縄県沖縄市諸見里(コザ運動公園陸上競技場ほか)
先祖を送るための踊りが、夜を埋める。 旧盆が明けると、沖縄ではエイサーが始まる。 太鼓を打ち、三線の音にのせて、若者たちが先祖の魂を送り出す。 もとは、集落ごとの行事だった。それが戦後、各地の青年会が一堂に会する「全島エイサーまつり」になっ
9月11日〜9月12日
祭事 中部
片貝まつり奉納大煙火
新潟県小千谷市片貝町(浅原神社)
世界一の花火が、ここにある。 四尺玉。重さ四百二十キロ。直径八百メートルの大輪。ギネスにも載った、世界最大の打ち上げ花火。上げるのは、人口わずか数千の小さな町。 三尺玉発祥の地。花火はすべて、浅原神社への奉納。生まれた子のため、亡くなっ
9月11日〜9月13日
祭事 東北
花巻まつり
岩手県花巻市(花巻駅周辺市街地)
ひとつの祭りに、いくつもの踊りが集まる。 岩手・花巻の秋。神楽、鹿踊、花巻ばやし、風流山車、神輿。三日間、町が芸能で埋まる。 なかでも、鹿踊。頭に鹿の角、背に長いささらを背負った踊り手が、太鼓を打ちながら跳ねる。東北だけの、独特の芸能だ。
9月12日〜9月13日
祭事 近畿
岸和田だんじり祭
大阪府岸和田市岸城町(岸城神社ほか市内一円)
曲がり角を、全速力で曲がる。 大阪・岸和田。だんじり祭。重さ四トンを超える地車を、数百人の男たちが、走らせる。 見せ場は「やりまわし」。交差点を、速度を落とさず、一気に直角に曲がる。地車が傾く。屋根の上で大工方が舞う。見る者が、息をのむ。
9月19日〜9月23日
祭事 東北
会津まつり
福島県会津若松市(鶴ヶ城および市内中心部)
敗者の町が、誇りを忘れない。 福島・会津若松。会津まつり。鶴ヶ城を背景に、藩公行列が町を練り歩く。 会津は、幕末の戊辰戦争で、最後まで幕府側として戦った。そして、敗れた。 少年たちの部隊・白虎隊。彼らは、城が燃えていると思い込み、飯盛山で自
2026年10月 8件
10月3日〜10月3日
祭事 東北
大曲の花火 —秋の章—
秋田県大仙市(雄物川河川敷)
夏とはちがう花火が、ここにある。 八月の全国花火競技大会は、日本一を決める夜。 十月の秋の章は、競わない夜。 創造花火。形にとらわれない花火。その発祥の地が、大曲。 地元の花火師が集まって、毎年ちがうテーマで、実験する。 秋の空気は、
10月7日〜10月9日
祭事 九州
長崎くんち
長崎市上西山町18-15(諏訪神社)
龍が、来る。 毎年10月、諏訪神社の石段を、龍が降りてくる。 中国人町から伝わった踊りだ。400年前のことだ。 南蛮船も来た。ポルトガルの記憶が、木と漆で再現されて、大勢の男たちに担がれて、街を進む。 長崎は、ずっとそういう街だった
10月9日〜10月10日
祭事 中部
秋の高山祭(八幡祭)
岐阜県高山市八幡町519(櫻山八幡宮)
同じ町。同じ屋台。違う季節。 春の山王祭とならぶ、飛騨・高山の秋祭り。櫻山八幡宮の例祭。十一台の屋台が、紅葉の城下町を巡る。 春とは別の屋台が出る。それも、楽しみのひとつ。 なかでも「布袋台」のからくり。二体の唐子人形が、綱を渡る。布袋様の
10月10日〜10月12日
祭事 沖縄
那覇大綱挽まつり
沖縄県那覇市久茂地(国道58号久茂地交差点)
全長二百メートルの綱を、みんなで引く。 沖縄・那覇。大綱挽。世界一の藁の綱として、ギネスに認定されている。重さ、四十トン。 東西に分かれて、引く。引き手は、観光客も、地元の人も、誰でもいい。号砲とともに、数万人が、いっせいに綱を握る。 勝敗
10月14日〜10月17日
祭事 中国
西条祭り
愛媛県西条市大町(伊曽乃神社ほか)
だんじりが、川に入る。 四国・西条の秋。金糸銀糸で飾られた屋台「だんじり」と神輿が、あわせて百数十台。その数、四国随一。 提灯を満載しただんじりが、夜の町を流れていく。動く宝石、とでも言おうか。 起源は江戸時代。石鎚山の信仰と結びついた、伊
10月14日〜10月15日
祭事 近畿
灘のけんか祭り
兵庫県姫路市白浜町(松原八幡神社)
神輿を、ぶつけて、壊す。 兵庫・姫路の灘地区。けんか祭り。三基の神輿を、力の限り、ぶつけ合う。 なぜ壊すのか。 激しくぶつけ、傷つくほど、神が喜ぶ。そう信じられてきた。荒々しさが、そのまま祈りなのだ。 白い締め込み姿の男たちが、神輿を担ぐ。
10月16日〜10月18日
祭事 中国
新居浜太鼓祭り
秋になると、男たちが太鼓台の下に集まる。 愛媛・新居浜。重さ約三トン、高さ五メートル半、長さ十二メートルの太鼓台。金糸の刺繍に覆われた巨大な山車を、最大百五十人のかき夫が、肩で担ぐ。祭りのあいだ、車輪を外す。人の力だけで、持ちあげる。
10月17日〜10月18日
祭事 関東
川越まつり
蔵造りの町を、山車が行く。 川越。江戸の面影を残す、小江戸。黒い蔵造りの商家が、いまも軒を連ねる。その通りを、背の高い山車が、ぎりぎりで抜けていく。 山車の上に、からくり人形。家康、鯉、天女。各町が、自慢の山車を持ち寄る。総数、二十九台。
いつでも
通年
祭事 東北
日本のふるさと遠野まつり
遠野市新穀町(遠野市街地・遠野郷八幡宮)
遠野は、日本の農村がどんな姿をしていたかを、いまも体に持っている土地だ。 柳田國男が『遠野物語』に書き記した119の話は、この盆地の山と川と集落から集められた。 カッパ、座敷わらし、神隠し。異界との境が、日常のすぐそばにあった世界。
通年
祭事 東北
なまはげ柴灯まつり
男鹿市北浦真山 真山神社
男鹿半島の冬は、深い。日本海からの風が吹き込み、真山神社の杉林は雪をかぶる。 2月の第2週末、その境内に火が焚かれる。 なまはげは、秋田県男鹿地方に伝わる来訪神だ。 大晦日の夜、「泣く子はいねがー」と叫びながら家々を巡り、怠け者を
通年
祭事 東北
相馬野馬追
南相馬市・相馬市(雲雀ヶ原祭場地ほか)
千年以上前、平将門が野馬を敵兵に見立てて軍事訓練をしたのが始まりだという。 それが今も、福島の浜通りで続いている。 甲冑を着た約400騎の騎馬武者が、旗指物を背に野原を疾走する。 雲雀ヶ原祭場地での甲冑競馬、神旗争奪戦。 最
毎日
祭事 中部
小千谷闘牛(牛の角突き)
新潟県小千谷市小栗山(小千谷闘牛場)
勝負は、つけない。 越後の山あいに、千年近く続くという「牛の角突き」。一トン近い牛と牛が、土俵で角を突き合わせる。 だが、小千谷では決着をつけない。決まりそうになると、「勢子」と呼ばれる男たちが割って入る。必ず、引き分けにする。 なぜか。
毎日
祭事 中国
石見神楽
島根県西部(浜田市・益田市・大田市ほか石見地方各地)
蛇が、火を噴く。 島根の西、石見地方の神楽。神話を、面と衣装と囃子で舞う。 有名なのは「八岐大蛇」。胴の長い大蛇が、何匹も出てくる。絡み合い、のたうち、舞台を埋め尽くす。子どもが泣き、大人が身を乗り出す。 起源は古い。神への奉納の舞として、
毎日
祭事 九州
高千穂の夜神楽
宮崎県西臼杵郡高千穂町(高千穂神社ほか町内各集落)
神話が生まれた土地で、夜通し舞う。 宮崎・高千穂。天孫降臨の地とされる。神々が、地上に降り立った場所。 冬になると、各集落で「夜神楽」が始まる。氏神を民家や公民館に迎え、夕方から翌朝まで、三十三番の神楽を、夜通し舞う。 演目には、天岩戸の神
毎年7月
祭事 中国
津和野・鷺舞
島根県鹿足郡津和野町、弥栄神社
白鷺が、水の上を歩く。 島根・津和野。山陰の奥、小さな城下町。白壁と堀の街に、夏が来ると神事がやってくる。 白鷺に扮した舞手が、川の浅瀬に立つ。翼を広げ、水面をなぞるように動く。音楽はない。言葉もない。動きだけがある。 鷺は、水と陸の
毎年6月第1金・土・日
祭事 中国
広島・とうかさん
広島市中区三川町、圓隆寺
浴衣を、着る理由。 広島・とうかさん。圓隆寺の夏の縁日だ。6月の第1週末、中心街が歩行者天国になる。浴衣姿の人たちが、夜の広島を歩く。 この日のために、タンスから出す人がいる。この夜のために、着付けを覚えた人がいる。 50万人が3日間
毎年8月第2土曜
祭事 近畿
鳥取・しゃんしゃん祭
鳥取市中心市街地
しゃんしゃん、という音がする。 それが名前の由来だ。鈴の音。傘についた鈴の音が、鳥取の夜に響く。 8月の第2土曜、中心街に踊り手が集まる。傘を持ち、腰を振り、鈴を鳴らす。数千人が一斉に。その音の波が、通りを満たす。 見ているだけで体が
毎年1月下旬〜3月中旬
祭事 北海道
層雲峡・氷瀑まつり
北海道上川郡上川町層雲峡温泉
1月、渓谷に氷の宮殿ができる。 北海道・層雲峡。大雪山の奥、断崖に挟まれた峡谷。冬になると、別の場所になる。 氷と雪でできた構造物が、松明の炎に照らされる。花火が渓谷の壁に響く。温泉の湯気が漂う。マイナス20度の夜に、炎と光がある。
毎年12月第2土曜日前後
祭事 九州
都城・師走まつり
宮崎県都城市、霧島神宮ほか
12月、霧島の神が山を降りてくる。 宮崎・都城。焼酎と牛肉の産地として知られる、南九州の農業都市。観光地としては、知られていない。でも、年の瀬になると、この街は変わる。 霧島神宮の師走祭りに合わせて、神輿が街を練り歩く。奉納芸能が続く。
毎年2月中旬の金・土
祭事 東北
会津・絵ろうそくまつり
福島県会津若松市、鶴ヶ城・御薬園ほか
2月の会津に、花が咲く。 ろうそくの花だ。 会津の絵ろうそくは、漆塗りの台座に牡丹や菊が描かれた工芸品。その炎が、冬の城下町の各所に灯される。鶴ヶ城の石垣のそばに。御薬園の池のほとりに。白虎隊が散った飯盛山に。 雪の上で、色とりどりの
毎年5月3〜5日
祭事 東北
水沢・みちのく藤原まつり
岩手県奥州市水沢
5月の岩手に、平安の都が現れる。 奥州市水沢。かつて奥州藤原氏が栄えた地。12世紀、ここに東北独立の文化圏があった。黄金の都。京都と並んで称された繁栄。 ゴールデンウィーク、武者と姫の行列が街を歩く。甲冑、狩衣、平安の衣装。現代の商店街
毎年4月13〜17日
祭事 関東
日光・弥生祭
栃木県日光市、二荒山神社
日光には、もうひとつの春がある。 ほとんどの人は、東照宮を見に来る。金と漆と彫刻の、あの圧倒的な建築のために。 弥生祭は、その隣にある神社の話だ。二荒山神社。東照宮より古く、派手さとは無縁の場所。 4月の5日間、ここで春の例大祭が行わ
毎年4月19・20日
祭事 中部
飛騨・古川祭
岐阜県飛騨市古川町、気多若宮神社
夜明け前の3時に、太鼓が鳴り始める。 岐阜・古川。白壁の土蔵が続く、飛騨の静かな町。その町が、4月の19日と20日だけ、激しくなる。 起し太鼓。上半身裸の男たちが大太鼓に乗り、町中を回って町民を起こしてまわる。4月の飛騨の夜は冷える。そ
毎年10月第2土・日
祭事 その他
対馬・厳原八幡宮秋祭り
長崎県対馬市厳原町、八幡宮神社
晴れた日には、韓国が見える。 長崎・対馬。九州本土よりも、釜山の方が近い島。日本でありながら、日本だけではない場所。 江戸時代、この島は日本と朝鮮の唯一の外交窓口だった。その記憶が、秋祭りに出てくる。朝鮮通信使を再現した行列が、厳原の街
旧暦12月頃(日程非公表)
祭事 沖縄
宮古島・パーントゥ
沖縄県宮古島市上野野原
全身に泥を塗った神が、現れる。 沖縄・宮古島。島尻と野原の集落で、年に一度だけ起こること。 神聖な井戸の泥を全身に塗り、仮面をつけた者が村を歩く。それがパーントゥだ。出会った人に、泥を塗る。子どもも、老人も、赤ちゃんも、観光客も。逃げよ
毎年7月(本祭)・10月(秋祭)
祭事 関東
佐原・大祭
千葉県香取市佐原、諏訪神社・八坂神社
千葉に、江戸があった。 香取市佐原。利根川水運で栄えた商業都市。今も、白壁の蔵と運河の風景が残る。「小江戸」という名前は、観光用ではない。本当にそういう街なのだ。 ここに、山車が出る。大きな人形を乗せた山車が、蔵の間の細い路地をゆっくり
毎年8月6・7日
祭事 東北
能代・役七夕
秋田県能代市
24メートルの灯籠が、夜の街を動く。 秋田・能代。日本海に面した木材の港町。 8月6日と7日、「天空の不夜城」と呼ばれる巨大な灯籠が現れる。竹と和紙で作られた光の塔が、大通りを練り歩く。動かすために、何十人もの腕が要る。 東北の夏祭り
毎年8月第1土曜
祭事 九州
大分・府内戦紙
大分県大分市中央通り
戦国武将が、夜の大分に出てくる。 大分はかつて、府内と呼ばれた。キリシタン大名・大友宗麟の城下。南蛮文化が日本に入ってきた最初の窓口のひとつ。 その歴史を背景にした夏祭りが、府内戦紙だ。高さ10メートル近い武者の山車が、中央通りを練り歩
旧暦6〜7月(島によって異なる)
祭事 沖縄
八重山・豊年祭
沖縄県石垣市・竹富町(各島)
日本の端の島々で、神に収穫を感謝する。 沖縄・八重山諸島。竹富島、波照間島、小浜島、黒島。台湾に近い、南の果て。 旧暦の夏、各島が豊年祭を行う。踊りも衣装も演目も、島ごとに違う。それぞれの神がいて、それぞれの祈りがある。 外から入れな
毎年8月第1金〜日(みちのく芸能まつり)
祭事 東北
北上・鬼剣舞
岩手県北上市、みちのく芸能まつりほか
鬼が、剣を持って踊る。 岩手・北上。鬼剣舞は、鬼の面をつけた踊り手が、剣を手に激しく舞う民俗芸能だ。仏教の影響を受けた芸能で、悪霊を払う意味がある。 動きが速い。音が激しい。でも、よく見ると、その動きには深い意味がある。 8月の北上の
毎年4月上旬〜中旬(桜の開花に合わせる)
祭事 東北
大河原・一目千本桜
宮城県柴田郡大河原町、白石川堤
川沿い8キロ、桜が続く。 宮城・大河原町。白石川の堤に、約1200本の桜が植えられている。川と桜と、遠くに蔵王の山。 「一目千本」という名前の意味は、一目で千本見えること。それは誇張ではない。川の両岸に桜が連なる光景は、確かに圧倒的だ。
毎年4月下旬(さくらまつり期間中)
祭事 東北
天童・人間将棋
山形県天童市、舞鶴山公園
将棋の駒が、人間になる。 山形・天童。日本で最も多くの将棋の駒を生産する街。将棋の産地だから、こういう祭りがある。 人間将棋は、桜山の斜面を将棋の盤に見立て、武者装束の人たちが将棋の駒を演じる。プロ棋士が実際に指す指し手に合わせて、人間
毎年12月上旬〜31日
祭事 東北
仙台・光のページェント
宮城県仙台市青葉区定禅寺通り
12月の仙台に、光のトンネルができる。 宮城・仙台。定禅寺通りのケヤキ並木に、約60万球のLEDが灯される。ケヤキの枝が光で覆われ、通りがトンネルになる。 1986年に始まったイルミネーション。今では、東北最大の冬のイベントになっている
毎年4月第3金〜日
祭事 九州
牛深・ハイヤ祭り
熊本県天草市牛深町
漁師の踊りが、日本中に広まった。 熊本・天草・牛深。天草の南端、漁師の港。ここで生まれたハイヤ節が、船とともに日本各地に伝わり、各地の民謡になったという。 北海道のソーラン節、新潟のおけさ節。それらのルーツのひとつが、この牛深にある、と
毎年10月第3土・日
祭事 九州
飫肥・城下まつり
宮崎県日南市飫肥
九州の小京都で、時代行列が歩く。 宮崎・日南市飫肥。飫肥藩の城下町。石畳の路地、武家屋敷、杉の森。この小さな街には、江戸時代がまだある。 飫肥は「九州の小京都」と呼ばれる。でも京都より静かで、人が少ない。その静けさが、本物だ。 10月
毎年2月下旬〜3月上旬
祭事 九州
知覧・ひな祭り
鹿児島県南九州市知覧町
武家屋敷の部屋に、ひな人形が飾られる。 鹿児島・知覧。薩摩藩の武家屋敷群が今も残る街。庭が美しく、石垣が続く。 3月の近くになると、その武家屋敷の中に、ひな人形が並ぶ。江戸時代から伝わる古いものも、現代のものも、各家の伝統のものも。
年数回(旧正月・敬老の日ほか)
祭事 その他
徳之島・闘牛
鹿児島県大島郡徳之島町・天城町・伊仙町
牛が、牛と戦う。 鹿児島・徳之島。奄美群島の一島。この島には、闘牛の文化がある。 徳之島の闘牛は、スペインとは違う。牛が人と戦うのではなく、牛同士が戦う。勝負は、どちらかが逃げた時点で終わる。牛を傷つけることが目的ではない。 島の人た
毎年9月第3土・日
祭事 中部
追分宿・宿場まつり
長野県北佐久郡軽井沢町追分
二つの街道が分かれる場所に、宿場があった。 長野・軽井沢・追分。中山道と北国街道が分岐する場所。江戸時代、旅人がここで泊まった。馬子がいた。飯盛女がいた。 その追分で、9月に宿場まつりが開かれる。時代装束の行列、馬、追分節の民謡。かつて
通年(週末・祝日が中心)
祭事 北海道
帯広・ばんえい競馬
北海道帯広市西13条南9丁目、帯広競馬場
世界で唯一の競馬が、ここにある。 北海道・帯広。ばんえい競馬は、重種馬がソリを引いてゴールを目指す。普通の競馬とは全く違う。馬は速く走らない。重りを引いて、砂の坂を越える。 見ていると、わかる。馬が、しんどい。でも諦めない。立ち止まるこ
通年(舟屋日和などのイベントは季節限定)
祭事 近畿
伊根・舟屋の里
京都府与謝郡伊根町
家の一階が、船の車庫になっている。 京都・伊根町。丹後半島の先端、伊根湾に面した漁村。約230棟の舟屋が湾を囲んでいる。 舟屋は、一階が海に面したガレージだ。そこに船を入れる。二階が住居。海と、生活が直結している。 こういう集落は、世
毎年4月第3日曜前後
祭事 中部
岡崎・家康公まつり
愛知県岡崎市、岡崎公園ほか
徳川家康は、この城で生まれた。 愛知・岡崎。岡崎城は、徳川家康の出生地だ。そこから始まった人生が、江戸幕府を作り、250年の平和な時代をもたらした。 4月の家康公まつりでは、その家康の生涯を偲ぶ行列が城周辺を歩く。甲冑、槍、旗指物。戦国
毎年5月3〜5日
祭事 中部
浜松・凧まつり
静岡県浜松市、浜松城公園ほか中田島砂丘
5月の浜松の空に、凧が上がる。 静岡・浜松。5月3日から5日、中田島砂丘で凧まつりが行われる。170以上のチームが、大きな凧を空に揚げる。 凧まつりの起源は、子どもが生まれたことを祝う文化から来ている。生まれた子どもの名前を書いた凧を揚
毎年5月3日
祭事 関東
小田原・北条五代まつり
神奈川県小田原市
北条五代が、関東を治めた城下町。 神奈川・小田原。後北条氏が5代にわたって治めた関東の中心地。1500年代の関東は、ここが中心だった。 5月3日、1500人の武者行列が市内を歩く。北条氏の5代の武将たちを、それぞれ再現する。 後北条氏
毎年1月15日
祭事 中部
野沢温泉・道祖神祭り
長野県下高井郡野沢温泉村
1月15日の夜、木が燃える。 長野・野沢温泉。冬の温泉地として知られるスキーの村。その村で、毎年1月15日、道祖神祭りが行われる。 巨大なやぐらが組まれる。25歳と42歳の厄年の男たちがやぐらを守る。見物人が松明を持って近づく。最後に火
毎年10月第1土曜
祭事 中部
松本・時代まつり
長野県松本市、松本城周辺
松本城の前を、時代が歩く。 長野・松本。日本最古の国宝天守を持つ、黒い城の街。10月の第1土曜、その城を背景に時代まつりが行われる。 戦国から現代まで、各時代の衣装をまとった人たちが行列する。甲冑から、明治の洋装まで。松本の4世紀を、一
毎年8月第3土曜
祭事 中国
大山・火まつり
鳥取県西伯郡大山町、大山寺周辺
中国地方の最高峰で、火が灯る。 鳥取・大山。中国山地の最高峰、大山。その山麓の大山寺周辺で、8月に火まつりが行われる。 参道に篝火が灯る。麓で松明行列が進む。大山の山影と、炎の組み合わせ。山の神への、夏の奉納だ。 大山は、中国地方の人
毎年12月第4土曜
祭事 中国
防府・裸参り
山口県防府市、防府天満宮
12月の深夜、裸で参拝する。 山口・防府。防府天満宮は、日本最初の天満宮のひとつ。その神社で、毎年12月第4土曜の深夜、裸まいりが行われる。 男性たちが白装束・裸足で参道を歩く。12月の山口の夜は、冷える。それでも、歩く。 日本三大裸
毎年7月22〜24日
祭事 四国
宇和島・うしおに
愛媛県宇和島市、和霊神社
巨大な怪獣が、街を練り歩く。 愛媛・宇和島。四国の南端、リアス式海岸の漁師の街。その街に、牛鬼という怪獣がいる。 牛の頭に、鬼の体。あるいは鬼の頭に、蛇の体。諸説あるが、とにかく巨大で、怖い顔をしている。 7月の和霊大祭に、その牛鬼の
2026年7月25日(土)19:00〜20:30
祭事 関東
隅田川花火大会
東京都墨田区・台東区(桜橋下流~厩橋上流)
江戸の夏は、ここから始まった。享保十八年、両国の川開き。飢饉と疫病で亡くなった人を弔うために、はじめて火薬の花が隅田の空にひらいた。 それから三百年。約二万発。第一会場では、選ばれた花火師たちが技をきそう。「玉屋」「鍵屋」。あの掛け声は、
2026年8月1日(土)19:15〜20:30
祭事 関東
江戸川区花火大会
東京都江戸川区(江戸川河川敷)
最初の五秒で、千発。 オープニングがすごい、と語りつがれる花火大会。いきなり千発を撃ちこむ。観客の心を、最初につかんで離さない。 川をはさんで、千葉県市川市と同時開催。両岸あわせて見上げる人は、百四十万人。ひとつの花火を、二つの県が見る
2026年8月上旬(例年8月第1土曜前後)
祭事 中部
ぎふ長良川花火大会
岐阜県岐阜市(長良川河畔・長良橋下流)
鵜飼の川に、火が降る。 清流・長良川。鵜飼で知られるこの川が、夏の一夜、花火の舞台に変わる。岐阜の夏を代表する、約三万発。 金華山。山頂には岐阜城。信長が天下をのぞんだ山を背に、花火がひらく。 川面に映る光。鵜飼の篝火とはちがう、もう
2026年8月中旬(例年8月上旬〜中旬)
祭事 近畿
なにわ淀川花火大会
大阪府大阪市(淀川河川敷・新淀川大橋周辺)
市民が、つくった花火。 平成元年、まちの人の手で始まった。行政主導ではない。淀川をはさんだ大阪の人びとが、自分たちの夏のために立ち上げた花火大会。 約束の、ビルの谷間。高層ビルを背景に、花火がひらく。都会のまんなかで見上げる、これが大阪
2026年7月下旬(例年7月)
祭事 近畿
姫路みなと祭海上花火大会
兵庫県姫路市(姫路港飾磨地区)
白鷺城のまちの、海の花火。 世界遺産・姫路城をいただく港町。その海辺で、夏の花火が上がる。瀬戸内の、おだやかな海が舞台。 海上花火。水面から打ち上がる花火が、海と空の両方にひらく。スターマインが、港の夜を彩る。 昼は城を、夜は花火を。
2026年8月上旬(例年8月上旬)
祭事 中部
北びわ湖大花火大会
滋賀県長浜市(長浜港・豊公園周辺)
日本一の湖に、花火が映る。 琵琶湖。日本最大の湖。その北のほとり、長浜の港から花火が上がる。秀吉が城を築いたまちの、夏の夜。 湖面に映る、もうひとつの花火。広い水面が、光を静かにうつしとる。スターマインが、湖の闇をひらく。 対岸の山な
2026年4月〜12月の指定日(年間複数回開催)
祭事 関東
熱海海上花火大会
静岡県熱海市(熱海湾・熱海港周辺)
すり鉢の底で、花火が鳴る。 熱海。海と山にはさまれた、温泉のまち。その湾が、すり鉢のような地形をしている。花火の音が、三方の山にこだまする。 年に十数回。春も、夏も、秋も、冬も。温泉に来た人が、夜、花火に出会う。 フィナーレの「大空中
2026年7月下旬〜8月(例年夏季)
祭事 関東
大洗海上花火大会
茨城県東茨城郡大洗町(大洗サンビーチ)
太平洋に、花火が立つ。 大洗。茨城の海辺のまち。目の前にひろがるのは、さえぎるもののない太平洋。その水平線に、花火が上がる。 砂浜が、まるごと特等席。波打ちぎわまで、人が腰をおろす。海風が、煙を沖へはこんでいく。 水面に映る光。打ち上
2026年7月中旬(例年7月)
祭事 関東
利根川大花火大会
茨城県猿島郡境町(利根川河川敷・境大橋下流)
坂東太郎の、大舞台。 利根川。「坂東太郎」と呼ばれた、関東一の大河。その広い河川敷で、夏の花火が上がる。境町の、自慢の一夜。 スターマインの競演。各地の花火師が、思いおもいの花火を打ち上げる。尺玉が、川風にのって高くのぼる。 さえぎる
2026年8月5日(水)19:00〜20:00
祭事 東北
仙台七夕花火祭
宮城県仙台市(西公園・広瀬川河畔)
短冊の祭りの、前夜。 東北三大祭りのひとつ、仙台七夕。色とりどりの吹き流しが、街をうめつくす。その本祭を前に、花火が上がる。 約一万六千発。杜の都の夜空に、夏が告げられる。広瀬川のほとり、人びとが翌日を待つ。 願いごとを書いた短冊。空
2026年8月中旬(例年8月)
祭事 北海道
北海道新聞納涼花火大会
北海道札幌市(豊平川河川敷・南大橋周辺)
涼しい夏の、花火。 札幌の夏は短い。だからこそ、惜しい。豊平川のほとりで、約四千発の花火が上がる。涼しい夜風のなかで見上げる、北の花火。 大都市のまんなかを流れる川。ビルの灯りと、花火の光。 本州の蒸し暑い花火とは、空気がちがう。から
2026年8月10日(例年8月10日前後)
祭事 近畿
白浜花火大会
和歌山県西牟婁郡白浜町(白良浜海岸)
白い砂浜で、花火を待つ。 南紀白浜。日本でも指折りの、白い砂のビーチ。海水浴の帰り、そのまま浜に座って花火を見る。 昼は海、夜は花火。リゾートの一日が、火で締めくくられる。海面に映る光。波打ちぎわまで、人がならぶ。 温泉もある。海もあ
2026年7月中旬(例年7月)
祭事 沖縄
沖縄かなさ花火
沖縄県宜野湾市(宜野湾海浜公園・トロピカルビーチ)
「かなさ」は、いとおしい。 沖縄の言葉で、かなさんは「愛おしい」。その名をもつ花火が、宜野湾のビーチで上がる。亜熱帯の、早い夏。 本州より、ずっと早く梅雨が明ける。七月、すでに真夏。エメラルドの海に、花火が映る。 三線の音。沖縄ポップ
2026年10月上旬(例年10月)
祭事 関東
こうのす花火大会
埼玉県鴻巣市(荒川河川敷・糠田運動場)
世界一の四尺玉が、ここで上がる。 鴻巣。荒川の広い河川敷で、花火が上がる。フィナーレの正四尺玉は、打ち上げ花火として世界最大級。ギネス記録をもつ。 直径約九百メートル。空いっぱいに、ひとつの花がひらく。見上げる首が、痛くなるほど。 市
2026年8月16日(例年8月16日)
祭事 近畿
宮津・燈籠流し花火大会
京都府宮津市(宮津湾・島崎公園周辺)
灯籠と花火が、海でかさなる。 天橋立で知られる宮津湾。お盆の終わり、精霊を送る灯籠が海に流される。その上で、花火が上がる。 万灯籠。一万の灯が、ゆっくりと海をただよう。死者をあの世へ送る、やわらかな火。 空には花火。海には灯籠。生者と
2026年7月中旬(例年7月)
祭事 中部
豊橋祇園祭手筒花火
愛知県豊橋市(吉田神社・豊川河畔)
花火を、抱える。 手筒花火。竹の筒に火薬をつめ、男が両腕で抱えて打ち上げる。火の粉が、滝のように降りそそぐ。豊橋は、この発祥の地。 吉田神社の祇園祭。火柱が、人の背丈の何倍にも噴き上がる。抱える男の顔を、火が照らす。 打ち上げ花火を見
2026年8月中旬(阿波おどり前夜・例年8月)
祭事 近畿
阿波おどり前夜祭花火大会
徳島県徳島市(新町川・吉野川河畔)
踊る阿呆の、前夜。 「踊る阿呆に見る阿呆」。日本一の盆踊り、阿波おどり。その熱狂のはじまりを、花火が告げる。 吉野川のほとりで、夏の夜空がひらく。明日からの四日間、徳島はまちごと踊りの渦になる。 太鼓と、三味線と、鉦の音。踊りの血が、
2026年8月中旬(例年8月)
祭事 近畿
高松まつり花火大会
香川県高松市(サンポート高松・高松港)
瀬戸の海に、花火がひらく。 讃岐・高松。瀬戸内海をのぞむ港町。「さぬき高松まつり」の締めくくりが、この海上花火。 サンポートの港から、約八千発。おだやかな瀬戸内の海に、光が映る。島影が、シルエットになる。 うどんのまちの、夏祭り。昼は
2026年8月中旬(例年8月)
祭事 中国
松山まつり野外花火大会
愛媛県松山市(重信川河畔・市内会場)
道後の湯のまちで、花火を見る。 松山。日本最古の温泉・道後温泉のまち。夏祭りの花火が、伊予の夜空にひらく。 子規が育ち、漱石が暮らした城下町。文学のまちの、夏の一夜。スターマインが連発する。 昼は城と温泉、夜は花火。松山の夏は、ゆった
2026年8月上旬(よさこい祭り前夜・例年8月)
祭事 四国
土佐・高知の花火大会
高知県高知市(鏡川河畔・みづき会場)
よさこいの、まえぶれ。 高知。鳴子を鳴らして踊る、よさこい祭りのまち。その夏の幕開けを、花火が告げる。鏡川のほとり、土佐の夜空がひらく。 龍馬が見た空。海原のように広い、土佐の夏空。 花火のあと、よさこいの熱狂がはじまる。鳴子の音が、
2026年7月下旬(例年7月)
祭事 九州
大牟田・大蛇山まつり花火大会
福岡県大牟田市(諏訪川河畔・市内会場)
大蛇が、火を吹く夏。 大牟田。かつて炭鉱で栄えたまち。夏まつりの主役は「大蛇山」。口から火花を吹く、巨大な蛇の山車。 その祭りを、花火がいろどる。炭鉱のまちの、夏の夜空。働く人びとの、汗と誇りの祭り。 大蛇の口から散る火花。空にひらく
2026年7月下旬(例年7月)
祭事 九州
長崎みなとまつり海上花火大会
長崎県長崎市(長崎港・水辺の森公園)
異国の港に、花火が映る。 長崎。鎖国の時代、唯一ひらかれていた港。坂の街、教会の街、まじわりの街。その港で、夏の花火が上がる。 水辺の森から、海上へ。すり鉢状の地形に、音がこだまする。坂の上の家々から、街じゅうが花火を見る。 オランダ
2026年8月下旬(例年8月)
祭事 九州
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会
鹿児島県鹿児島市(錦江湾・本港区)
火の山の前で、花火が上がる。 鹿児島。錦江湾のむこうに、桜島。いまも噴煙を上げる、活火山。その火の山を背に、花火が打ち上がる。 西日本最大級、約一万五千発。湾の海上から、二尺玉が夜空にひらく。 桜島の噴火と、花火の炸裂。自然の火と、人
2026年(例年・秋〜冬の開催あり)
祭事 沖縄
那覇・沖縄花火フェスティバル
沖縄県那覇市(波の上ビーチ・那覇港周辺)
南の海に、花火が降る。 那覇。琉球王国の都だったまち。波の上ビーチの海に、花火が映る。本土とはちがう、亜熱帯の夜空。 まだ暖かい季節に、花火が上がる。短パンで、ビーチサンダルで、花火を見上げる人びと。 琉球の音楽。島の踊り。そして、海
2026年8月初旬(花笠まつり前後・例年8月)
祭事 東北
山形花笠まつり協賛花火大会
山形県山形市(馬見ヶ崎川河川敷)
花笠の、夏。 花笠まつり。紅花をあしらった笠を手に、人びとが踊る。東北の夏を彩る祭り。その時季に、花火が上がる。 馬見ヶ崎川のほとり。蔵王のふもとに、夏の夜空がひらく。「ヤッショ、マカショ」の掛け声が、まだ耳にのこる。 紅花のまち、山
2026年8月(例年夏季)
祭事 東北
松島基地納涼まつり花火大会
宮城県東松島市(矢本海浜緑地周辺)
復興の海に、花火が上がる。 東松島。日本三景・松島にほどちかい、海辺のまち。あの震災で、大きな傷を負った場所。 そこで、夏の花火が上がる。亡くなった人を悼み、生きる人をはげます火。海辺の緑地から、夜空がひらく。 松島湾の、おだやかな海
2026年7月下旬(例年夏季)
祭事 中部
白子浜・三重の海花火大会
三重県鈴鹿市(白子海岸・鼓ヶ浦海水浴場)
伊勢の海に、花火が散る。 鈴鹿・白子。伊勢湾にのぞむ海辺のまち。型紙づくりで知られる、職人のふるさと。その浜辺で、夏の花火が上がる。 鼓ヶ浦の波打ちぎわ。海面に映る光。遠くには、伊勢のけはい。 レースのまち鈴鹿。サーキットの轟音とはち
2026年8月(例年夏季)
祭事 東北
おきたま花火大会
山形県米沢市(最上川河川敷・松川河畔)
上杉のまちに、花火が上がる。 米沢。名将・上杉鷹山が治めた城下町。最上川のほとりで、夏の花火が打ち上がる。置賜盆地の、夜空がひらく。 「為せば成る」。鷹山の言葉が生きるまち。質素と勤勉の地に、夏の一夜、火が咲く。 米沢牛のまち。雪深い
例年7月、七夕の時期に開催。豪華な竹飾りが商店街を埋めます。日程は年により異なります。
祭事 関東
湘南ひらつか七夕まつり
空が、見えなくなる。 湘南ひらつか七夕。商店街を、巨大な竹飾りが覆い尽くす。大きいものは、十メートル。色とりどりの吹き流しが、頭上で揺れる。 戦後、復興のために始まった。焼け野原から立ち上がる町が、ひとに来てほしくて、派手な飾りを競った。に
例年8月下旬に開催。豪華な山車(やたい)の行列。ユネスコ無形文化遺産。日程は年により異なります。
祭事 東北
新庄まつり
山車が、物語になる。 新庄まつり。八月、二十台の山車が、町を練り歩く。やたい、と呼ぶ。歌舞伎や物語の名場面を、人形で再現する。 二百七十年前、飢饉があった。多くの人が死んだ。その年の秋、藩主が、民の心を慰めるために祭りを始めた。悲しみのあと
例年8月上旬に開催。八木節の踊りと演奏で町が沸きます。日程は年により異なります。
祭事 関東
桐生八木節まつり
樽を、叩く。 桐生八木節まつり。八月、町じゅうで八木節が鳴る。空の樽を太鼓代わりに叩き、歌い、踊る。北関東の、土着のリズム。 桐生は、織物の町。「西の西陣、東の桐生」。機屋が栄え、人が集まり、祭りもにぎわった。糸と布で、町ができた。 八木節
例年5月1日に開催。豪華絢爛な御車山(山車)の巡行。ユネスコ無形文化遺産。
祭事 中部
高岡御車山祭
金工の町の、贅を尽くした山車。 高岡御車山祭。五月一日、七基の山車が、町を巡る。高岡は、銅器と漆の町。その技を、すべて山車に注ぎ込む。 秀吉が、前田利長に贈った御所車。それが、もとになったと伝わる。町衆が、競って装飾を重ねた。金、銀、漆、染
例年4月中旬に開催。子ども歌舞伎を載せた曳山の巡行。ユネスコ無形文化遺産。日程は年により異なります。
祭事 中部
長浜曳山まつり
子どもが、歌舞伎を演じる。 長浜曳山まつり。四月、豪華な曳山の上で、子ども歌舞伎が上演される。五歳から十二歳ほどの男児が、化粧をし、見得を切る。 秀吉が、長浜城主だったころ。男児誕生を喜び、町に砂金を贈った。町衆が、それで曳山を作った。子ど
例年7月上旬の金土日に開催。山車・屋台の総引きなど。日程は年により異なります。
祭事 関東
成田祇園祭
参道を、山車が駆ける。 成田祇園祭。七月、成田山新勝寺の門前で、十台の山車と屋台が練り歩く。坂の多い参道を、引いて、上って、下る。 三百年以上の歴史。不動明王に、五穀豊穣と所願成就を祈る祭り。寺の祭礼でありながら、町の祭りでもある。 クライ
例年10月下旬に開催。荒神輿と団車のぶつかり合い。日程は年により異なります。
祭事 九州
伊万里トンテントン祭り
神輿と山車が、ぶつかる。 伊万里トンテントン祭り。十月、荒神輿と団車が、激しくぶつかり合う。日本三大喧嘩祭りの、ひとつ。 トンテントン、という太鼓の音が、名の由来。その音に合わせ、男たちが神輿と団車を担ぎ、突進する。組み合い、押し合い、川へ
例年4月上旬に開催。甲冑姿の武者行列「甲州軍団出陣」。日程は年により異なります。
祭事 中部
信玄公祭り
武田の軍勢が、よみがえる。 信玄公祭り。四月、甲府の町を、甲冑姿の武者が埋める。武田信玄の軍団出陣を、再現する。出陣する人数で、ギネス記録を持つ。 風林火山の旗。騎馬武者。足軽の隊列。千人以上が甲冑を着け、隊ごとに分かれて行進する。信玄役が
毎年10月第1土・日・月曜
祭事 東北
二本松の提灯祭り
福島県二本松市 二本松神社・市街中心部
提灯に、火が移る。 福島・二本松。秋の夜、七つの町内から太鼓台が繰り出す。一台に、三百あまりの紅提灯。二本松神社のかがり火が、その提灯へ移されると、祭りははじまる。 起源は、約三百七十年前。二本松藩主・丹羽光重公が二本松神社を祀り、領民
毎年8月第1日曜(前日土曜が試楽)
祭事 中部
桑名石取祭
三重県桑名市 春日神社(桑名宗社)周辺
音が、先に来る。 三重・桑名。八月最初の日曜、春日神社の門前に、最大四十台の祭車が集まる。三輪の車体に、山形十二張の提灯。後ろには鉦と大太鼓。それを、いっせいに打ち鳴らす。 「日本一やかましい祭り」と呼ばれる。天下の奇祭とも。前夜の試楽
毎年7月第4土曜をはさむ3日間
祭事 中国
戸畑祇園大山笠
福岡県北九州市戸畑区 戸畑区役所・浅生一号公園周辺
昼と夜で、姿が変わる。 福岡・北九州、戸畑。七月、四基の大山笠が街を練る。昼は幟山笠。高さ一メートル八十の台に、紅白の幟を左右に立て、金糸銀糸の見送りを飾る。格調高く、華麗に。 夜になると、すべてを取り払う。台の上に、十二段、三百九個の
毎年7月第3土曜をはさむ3日間
祭事 中国
小倉祇園太鼓
福岡県北九州市小倉北区 小倉城周辺・八坂神社
太鼓を、歩きながら打つ。 福岡・北九州、小倉。七月、小倉城のまわりに太鼓の音が響く。山車を引き、その上で太鼓を叩く。しかも、両面打ち。表と裏、二人が同時に打つ。歩きながら打つ。全国でも珍しい。 四百年の歴史がある。細川忠興公が、疫病と災
毎年7月下旬の土・日(集団顔見世は前週日曜)
祭事 九州
日田祇園
大分県日田市 豆田・隈・竹田地区
夜、山鉾に灯がともる。 大分・日田。天領の面影を残す町、豆田と隈。七月下旬、高さ十メートル級の山鉾が、祇園囃子とともに、古い町並みを巡行する。九基。すべて、町内の人の手作りだ。 昼の山鉾も豪華だが、この祭りの白眉は夜にある。提灯を飾りつ
毎年10月23〜24日
祭事 九州
博多おくんち
福岡県福岡市博多区 櫛田神社・博多中心部
秋に、感謝する祭り。 福岡・博多。十月、博多の総鎮守・櫛田神社で、秋の大祭が行われる。名を、博多おくんち。長崎くんち、唐津くんちとならぶ、日本三大くんちの一つ。 夏の博多祇園山笠が、疫病を払う荒々しい祭りなら、こちらは静かだ。秋の実りへ
毎年9月・敬老の日を最終日とする3日間(15日は例祭)
祭事 関東
石岡のおまつり
茨城県石岡市 常陸國總社宮・市街中心部
獅子が、町を練る。 茨城・石岡。九月、敬老の日をしめくくりに、三日間の祭りが立つ。正式には、常陸國總社宮の例大祭。地元では「石岡のおまつり」。関東三大祭の一つに数えられる。 見どころは、三つ。まず、十六菊花紋をあしらった格式高い大神輿。
毎年8月16日(送り盆)
祭事 東北
盛岡舟っこ流し
岩手県盛岡市 北上川・明治橋上流
火をつけた舟を、川へ流す。 岩手・盛岡。八月十六日、送り盆の夜。北上川の明治橋のあたりで、舟っこ流しが行われる。町内会や寺壇が手づくりした、龍頭の屋形舟。位牌を貼り、提灯と供物で飾る。それに火を放ち、川へ流す。 燃えながら流れる舟は、明
毎年10月22日(雨天順延)
祭事 近畿
時代祭
京都府京都市 京都御所〜平安神宮
京都、10月22日。 千年の都が、自分の歴史を歩いて見せる日。 明治維新から平安遷都まで。 時代をさかのぼる順に、約2,000人の行列が京都御所を出て、平安神宮へ。 維新勤王隊の笛と太鼓、織田信長の騎馬、静御前、清少納言。 衣裳も祭具も、
毎年10月22日
祭事 近畿
鞍馬の火祭
京都府京都市左京区鞍馬 由岐神社周辺
10月22日、夜。 京都の北、鞍馬の山あいが、火で埋まる。 「サイレヤ、サイレヨウ」の掛け声。 子どもの手松明から、大人がかつぐ大松明まで。 重さ100キロを超える火の柱が、細い街道を練り歩く。 由岐神社の例祭。 はじまりは平安の昔。
例年10月下旬〜11月上旬が見頃
祭事 東北
鳴子峡の紅葉
宮城県大崎市鳴子温泉 鳴子峡
10月の終わり、宮城の山が燃える色になる。 鳴子峡。 大谷川が刻んだ、深さ100メートルの峡谷。 断崖の岩肌に、ブナ、ナラ、カエデ。 赤と黄が、緑の松を残して山を染める。 見頃は10月下旬から11月上旬。 紅葉は、栗駒の山の上から峡谷へ
毎年9月7日〜9日
祭事 東北
角館祭りのやま行事
秋田県仙北市角館町 市街中心部
9月7日から9日。 みちのくの小京都、角館が、三日間だけ荒ぶる。 武家屋敷の黒板塀の町を、 歌舞伎人形を飾った曳山が練り歩く。 おやま囃子に、手踊り。 そして夜。 曳山同士が道で出会うと、交渉が始まる。 どちらが道を譲るか。 決裂すれば「
毎年2月15日・16日
祭事 東北
横手の雪まつり かまくら
秋田県横手市 市役所本庁舎前・羽黒町ほか市内各所
雪の部屋に、火が灯る。 2月15日と16日、秋田・横手。 高さ3メートルの雪洞、かまくら。 市内に大小あわせて100基ほど。 中には水神様の祭壇と、炭火と、子どもたち。 「はいってたんせ」「おがんでたんせ」。 声をかけられ、甘酒と焼き餅を
例年2月中旬〜下旬の金・土・日曜(3日間)
祭事 中部
十日町雪まつり
新潟県十日町市 市街地および市内各所
雪を、困りものにしない。 2月なかば、新潟・十日町。 積雪2メートルの町が、雪で祭りをつくる。 市民が彫る雪像、雪の茶屋、雪のすべり台。 昭和25年から続く「雪まつり発祥の地」。 札幌よりも、古い。 クライマックスは雪上カーニバル。 雪
毎年1月第4土曜(荒天順延)
祭事 近畿
若草山焼き
奈良県奈良市 若草山・奈良公園一帯
山が、燃える夜。 奈良、若草山焼き。 1月の第4土曜。 夕暮れ、春日大社の御神火が松明の行列で運ばれる。 花火が上がり、合図とともに、山肌へ一斉に点火。 標高342メートルの芝の山が、まるごと火になる。 由来には諸説ある。 東大寺と興福
毎年2月17日〜20日
祭事 東北
八戸えんぶり
青森県八戸市 市中心街・長者山新羅神社
春を、呼びに行く。 2月17日から20日、青森・八戸。 えんぶり。 馬の頭をかたどった烏帽子をかぶった太夫が、 頭を大きく振り、地を摺るように舞う豊作祈願の田楽。 朳(えぶり)という農具の名が、 そのまま芸能の名になった。 雪のなか、3
例年2月上旬(さっぽろ雪まつりとほぼ同時期・約1週間)
祭事 北海道
旭川冬まつり
北海道旭川市 石狩川旭橋河畔・平和通買物公園
雪で、世界一を作った町。 2月上旬、北海道・旭川。 石狩川の旭橋のたもと、雪の大雪像。 かつてギネスに載った、世界最大級の雪の建築。 制作は市民と自衛隊、のべ数千人。 ひと冬がかりで、雪の城を建てる。 はじまりは昭和35年。 長い冬を明
例年1月下旬〜2月中旬
祭事 北海道
千歳・支笏湖氷濤まつり
北海道千歳市支笏湖温泉
湖の水で、氷の城を建てる。 1月下旬から2月なかば、北海道・千歳、支笏湖。 支笏湖は、日本有数の透明度を誇るカルデラ湖。 深すぎて、真冬も凍らない湖。 その水を骨組みに吹き付けて、凍らせる。 何日もかけて育てる、氷のオブジェ群。 氷濤――