祭事
京都府京都市東山区本町15-778 東…
東福寺の紅葉
Tofukuji
祭事 · Festival
この場所の物語
京都には、紅葉を見上げるためではなく、見下ろすためにつくられた橋があるんですよ。東山・東福寺の通天橋がそれで、見頃は例年11月の中旬から下旬、境内の洗玉澗という谷に架かっています。橋の上では視線が下を向いて、色は目の高さではなく足の下にあるんですよね。
見えるのは葉の表側ばかりで、上から見る紅葉は思いのほか明るいものです。この寺を建てたのは摂政の九條道家で、1236年に始めて19年かけて伽藍を整えた、京都五山の一つです。室町の三門は国宝ですし、浴室と東司も当時のまま残っていますから、禅僧の暮らしが建物からそのまま読めます。
方丈の周りには枯山水の庭があって、石と砂の白が、谷いっぱいの赤と静かに向き合っているんですよ。紅葉の季節になると通天橋は一方通行になりますから、立ち止まれない橋の上で、とにかく目に焼き付けることになります。一度きりの往復になるから、かえっていつもよりよく見ることになるんです。
泊まるなら
一日では、たぶん足りない。
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