祭事
京都府京都市伏見区醍醐東大路町22 醍…
醍醐寺の桜
Daigoji Cherry Blossoms
祭事 · Festival
この場所の物語
400年以上前の花見が、そのままいまも名前として残っている。京都府の醍醐寺は「太閤さんの花見」の寺として知られていて、豊臣秀吉がここでした、そのたった一度の催しが桜の呼び名になって続いています。境内には約700本、さまざまな種類の桜がいまも植わっていますが、咲いているのは、もちろんそのときの木ではありません。
見頃は例年3月の下旬から4月の上旬にかけてで、その催しがあったころと同じ時期になります。ふつう、花見という言葉は、毎年くり返されるもののことを指すはずなんですよね。ところがここでは、特定の年の、特定の人の花見が、そのまま名前になってしまっているんですよ。
木は当時のものではありませんし、集まってくる人ももちろん違います。それでも4月のはじめに同じ斜面へやってきて花の下にすわる、その一点だけが400年つながっていることになるわけです。名前というのは、そういうふうにして残っていくものなんだなあ。
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