日本の、ある章
鹿児島県
43の町や村。順位ではなく、ただ並んでいる。まだ、行ってない町がある。
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AJIこの県の、さちとあじ
あじ
あ
菓子
あくまき
灰汁に浸したもち米を竹皮で巻いて煮る。飴色になって、日持ちする。
あじ
豚
肉料理
豚骨
骨つきの豚を味噌と黒砂糖で長く煮る。焼酎を注いで炊く土地もある。
あじ
か
菓子
かるかん
山芋と米の粉を蒸して作る白い菓子。餡を入れた饅頭の形でも売られている。
あじ
鶏
丼・飯
鶏飯
ほぐした鶏と錦糸卵、椎茸、島みかんの皮を飯に載せ、鶏の澄んだ汁をかける。
あじ
き
魚介の料理
きびなごの刺身
小さな魚を手で開いて骨を外し、菊の花のように皿へ並べて酢味噌で食べる。
あじ
黒
肉料理
黒豚のしゃぶしゃぶ
薄く切った黒豚を出汁にくぐらせ、ぽん酢で食べる。脂が澄んで汁に浮く。
あじ
ミ
魚介の料理
ミズイカのマダ汁
障泥烏賊を墨ごと汁にする。黒くて、味は思ったより澄んでいる。
あじ
酒
寿司
酒ずし
飯と具に地酒をたっぷり注いで重しをかける。酢を使わない寿司。
あじ
さ
揚げ物
さつま揚げ
魚のすり身に地酒と砂糖を混ぜて揚げる。甘みが強く、そのままでも食べられる。
あじ
さ
鍋・汁
さつま汁
鶏と根菜を味噌で煮る。闘鶏に負けた鶏を食べたのが始まりと伝わる。
あじ
薩
焼酎・泡盛
薩摩の焼酎
薩摩芋と米麹で仕込む単式蒸留焼酎。酒類GIに指定され、産地の表示が守られている。
あじ
白
菓子
白熊
削った氷に練乳をかけ、果物と豆を載せる。器から溢れる大きさで出す店がある。
MACHIこの県の、まちとなりわい
なりわい
奄
一次産業/産地の仕事
奄美大島 大島紬の工房
泥田で糸を染める泥染めと締機の工程を工房で見られ、泥染め体験を扱う施設もある。
なりわい
美
産地の仕事
美山 薩摩焼の窯元集落
陶工の集落として始まった里に窯元とギャラリーが点在し、黒薩摩と白薩摩を見比べられる。
なりわい
出
一次産業/通勤圏の勤め
出水麓
薩摩の外城の武家町。石垣と生垣に囲まれた屋敷が広い区画に並び、武家住宅が公開されている。
なりわい
天
商いの場
天文館の商店街と横丁
複数のアーケードが交わる区画に飲食店と衣料品店が集まり、屋台風の横丁も残る。
なりわい
知
一次産業/観光・宿
知覧 武家屋敷通り
石垣と刈り込んだ生垣の屋敷通りが約700m続き、公開された庭園を巡りながら水路沿いを歩ける。
なりわい
加
一次産業/通勤圏の勤め
加世田麓
万之瀬川沿いの武家町。石橋と苔むした石垣、イヌマキの生垣が続き、屋敷の門が並ぶ。
なりわい
入
一次産業/通勤圏の勤め
入来麓
玉石垣と生垣が続く武家町。清色川沿いに屋敷が並び、旧増田家住宅の門と主屋が残る。
EVENTこの県の、祭りと催し
催し
お
毎年11月2〜3日
おはら祭
南九州、最大の祭り。
催し
弥
毎年11月3日(昼に浜下り)
弥五郎どん祭り
身の丈四メートル八十五センチ。
催し
種
毎年8月(夏祭りとして開催)
種子島鉄砲まつり
日本に、鉄砲が来た島。
催し
指
通年(砂蒸し会館 砂楽)
指宿・砂むし温泉
砂の中に、人が埋まる。
催し
薩
通年(要予約)
薩摩切子・ガラス体験
一度消えた技術が、復活した。
催し
奄
通年
奄美大島 シマ唄×自然滞在
シマ唄が、夜の集落に流れる。
催し
知
毎年2月下旬〜3月上旬
知覧・ひな祭り
武家屋敷の部屋に、ひな人形が飾られる。
催し
徳
年数回(1月〜2月・5月・9月ほか)
徳之島・闘牛
牛が、牛と戦う。
催し
か
例年8月下旬
かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会
火の山の前で、花火が上がる。
催し
霧
例年11月中旬が見頃
霧島温泉郷の紅葉
温泉の湯気には、木の秋を遅らせる力があるらしいんですね。
催し
忠
例年3月下旬〜4月上旬が見頃
忠元公園の桜
桜より先に、人の名前のほうがあった公園です。
ISLANDこの県の、島
島
奄
奄美大島
黒糖焼酎の甕がならぶ蔵の奥で、サトウキビの匂いがふっと立ちのぼる。
島
屋
屋久島
首折れサバという、ちょっと物騒な名前の魚が水揚げされる港があるんですよね。
島
種
種子島
鉄砲伝来の島、と聞くと身構えてしまうけれど、実際に歩いてみると、種子鋏の鍛冶仕事や、赤米の田んぼや、宇宙開発の話が、ひとつの島のなかで地つづきにあるのがふしぎなんですよね。
島
徳
徳之島
ソテツのトンネルをくぐると、数百メートル先に光がぽつんと見えて、その向こうに海が広がっているんですよね。
島
沖
沖永良部島
テッポウユリの白とフリージアの黄色が、春の畑をまだらに染めるんですよね。
島
加
加計呂麻島
古仁屋港からフェリーに乗り換えて海を渡ると、加計呂麻ブルーと呼ばれる青がひらけてくるんです。
島
下
下甑島
白亜紀の地層から恐竜の化石が出てくる島、と聞くと、なんだか足元の時間の厚みがちがって感じられるんですよね。
島
喜
喜界島
海底から隆起したという珊瑚礁の島が、いまも年に2mmずつ持ち上がっている、というのは、なんだかふしぎな話なんですよね。
島
上
上甑島
高速船が里港に着くと、山肌が海まで迫っていて、平らな土地のすくなさにまずちょっと驚くんですよね。
島
口
口永良部島
海の向こう、屋久島から12kmほど離れたところに、ひょうたんの形をした小さな火山島が浮かんでいるんですよね。
島
中
中之島
フェリーとしま2に揺られて七時間、ようやくたどり着く中之島は、トカラ列島のまんなかにぽつんと浮かぶ火山島なんですよね。
島
諏
諏訪之瀬島
御岳の噴煙が、空のどこかにいつも立ちのぼっている。
島
与
与論島
大潮の干潮どきに現れる百合ヶ浜の砂をすくうと、星のかたちの粒が指のあいだに残るんだそうです。
島
獅
獅子島
アンモナイトの化石が眠る白亜紀の地層、その古い時間がふだんの暮らしの足元にあるんですよね。
島
黒
黒島
鹿児島港から週に三便、村営船みしまに乗ってようやくたどり着く島がある。
島
請
請島
古仁屋の港から町営の連絡船に揺られて、一日一往復の便でようやくたどり着く島があるんです。
島
口
口之島
鹿児島港からフェリーとしま2に揺られて六時間半。
島
与
与路島
珊瑚の石垣がそのまま残っている集落というのは、いまの日本ではそうそう出会えるものではないと思うんです。
島
馬
馬毛島
トビウオの群れが行き交う海の真ん中に、低く平らな島がぽつんと浮かんでいる。
島
悪
悪石島
フェリーとしま2が鹿児島本港から十一時間かけて運んでくれる島がある、と聞くだけで、すこし背筋が伸びるんですよね。
島
桂
桂島
円形の小さな島が、八代海にぽつんと浮かんでいる。
島
新
新島
羽伏浦海岸の白砂が、島のあちこちまで運ばれて、道のはしや家の脇にもうっすら積もっているんですよね。
島
宝
宝島
フェリーとしまが週に二度、鹿児島港から南へ南へと島を渡っていく。
ONSENこの県の、湯
市区町村この県の、すべての町
まち
姶
姶良市
龍門司焼の器を手に取ると、薩摩の土の重さと、窯の記憶がじわっと伝わってくる気がするんですよね。
まち
阿
阿久根市
東シナ海から引き上げられた伊勢海老が、朝の阿久根漁港に並ぶ。
まち
天
天城町
サトウキビ畑の向こうに、井之川岳のなだらかな稜線が見えているんですよね。
まち
奄
奄美市
大島紬の糸を手繰るように、この島の時間はすこし独特のかたちをしているんです。
まち
伊
伊佐市
九州山地に囲まれた盆地の底で、伊佐米が育つんですよ。
まち
出
出水市
冬の出水平野に立つと、ツルの声が空気にまじっているんです。
まち
伊
伊仙町
琉球石灰岩が地面のすぐ下に広がっていて、雨が地に染みこむより先に、どこか見えない洞へと流れていくような感じがあるんです。
まち
い
いちき串木野市
串木野漁港に水揚げされたマグロのことを、この町の人たちはごく当たり前に話すんですよね。
まち
指
指宿市
砂の中に埋まって、じわりと体があたたまっていく、あの感覚を知っていますか。
まち
宇
宇検村
焼内湾の水面は、思ったより静かなんですよね。
まち
大
大崎町
志布志湾に向かって、豚やブロイラーを育てる農地がひらけている。
まち
鹿
鹿児島市
桜島の灰が、ふだんの暮らしにそっとまじっている、そういう街なんですよね。
まち
鹿
鹿屋市
黒豚やカンパチが、ここでは「ふだんの食材」としてそこにあるんですよね。
まち
喜
喜界町
サンゴが積み重なって島になった、というのが、ここではふだんの話なんですよ。
まち
肝
肝付町
内之浦の空に、ロケットが飛んでいった。
まち
霧
霧島市
霧島山の火山地形が、そのまま暮らしの地盤になっている、というのがここの面白さなんですよね。
まち
錦
錦江町
照葉樹の森が、山の稜線を濃い緑でふちどっている。
まち
薩
薩摩川内市
入来麓の武家屋敷群を歩いていると、石垣と生け垣がつくる路地がいまも静かに続いていて、ちょっと、時間の層を踏んでいる感じがするんですよね。
まち
さ
さつま町
川内川の河畔に、湯田区営温泉のちいさな共同浴場がある。
まち
志
志布志市
志布志港から荷が動く音と、夏井漁港でトラガニやはもが水揚げされる気配が、この町のふだんをつくっているんですよね。
まち
瀬
瀬戸内町
古仁屋港から町営フェリーに乗ると、大島海峡の水がアマミブルーと呼ばれるわけが、すこしだけわかるんですよね。
まち
曽
曽於市
黒毛和牛と豚肉を育てる農家の暮らしが、この内陸の台地にはふつうにあるんです。
まち
龍
龍郷町
隆起珊瑚礁の岩場が、海へとそのまま崩れ落ちていくような地形を、奄美大島の東側でしずかに見ることができるんです。
まち
垂
垂水市
鹿児島湾を隔てて桜島と向き合いながら、この土地は1914年の大噴火でその桜島と地続きになった、という事実が、垂水市という場所の輪郭をすでに語っています。
まち
知
知名町
えらぶゆりの白い花が、島の畑でそっと立っているのを想像すると、なんだかすこし遠い場所に来た気がするんですよ。
まち
徳
徳之島町
亀津の港に船が着くたびに、この島に暮らすということが、すこし具体的に見えてくる気がするんです。
まち
十
十島村
フェリーとしま2が鹿児島港を出て、黒潮の上を九時間かけて走りつづける、その長さそのものが、十島村への入り口なんですよね。
まち
中
中種子町
サトウキビ畑のあいだを国道58号が縦に貫いていて、その道沿いに製糖工場の建物がぽつりと立っている、そういう景色がここの日常なんですよね。
まち
長
長島町
黒之瀬戸大橋を渡ると、橋のたもとにある道の駅黒之瀬戸だんだん市場から、もうすでに海の匂いがするんですよね。
まち
西
西之表市
種子鋏の刃先みたいに、この島の輪郭はきっぱりしているんですよね。
まち
日
日置市
吹上浜の砂が、ずいぶん長く続くんです。
まち
東
東串良町
古期砂丘の上に、百を超える古墳がひっそりと並んでいるんですよね。
まち
枕
枕崎市
枕崎漁港に朝の水揚げを見に行くと、カツオの銀色がまだ暗い岸壁にひかっていて、なんだかその光景だけで、この町のことがすこしわかる気がするんですよね。
まち
三
三島村
東シナ海のまんなかに、鬼界カルデラの火口が沈んでいる。
まち
南
南大隅町
佐多岬まで続く道を走ると、山がちな地形がそのまま海へと落ちていく、そういう土地なんですよね。
まち
南
南九州市
茶畑のあいだを車で走ると、緑の列がずっと続いていて、それが知覧茶の産地なんだと気づいたとき、なんだかふだんの暮らしの奥行きみたいなものを感じるんですよね。
まち
南
南さつま市
吹上浜の砂が、風に運ばれて靴の中に入ってくる、あの感じ。
まち
南
南種子町
門倉岬の断崖に立つと、海の向こうからポルトガル人が船を着けた1543年と、ロケットが空へ向かう現在が、おなじ水平線の上に重なって見えるんですよね。
まち
屋
屋久島町
白谷雲水峡の苔は、雨に濡れると光るんですよね。
まち
大
大和村
湯湾岳の原生林が、村のまん中に静かにそびえている。
まち
湧
湧水町
吉松駅のホームに降り立つと、線路の静けさがまず体に届くんですよね。
まち
与
与論町
珊瑚礁の浅い海が、島をぐるりと縁取っている。
まち
和
和泊町
えらぶゆりが、畑のなかで白く揺れているのを見ると、この島の暮らしの軸がどこにあるのか、なんとなくわかる気がするんですよね。